• 山口県宇部市東岐波

    登園道中の景色も随分秋らしくなってきています。

    畑のあぜ道には彼岸花が赤く鮮やかに咲き、稲穂の先は重たくなってゆらゆら風に揺られている様子を歩きながら見て、秋を感じます。

    子どもたちからは

    「あ~きはいいな~♪すずしくて~♪」

    と口ずさむ歌が聞こえてきます。

    歩きながら話す話題は色々ありますが、彼岸花を見かける度に

    「毒の花なんよね~。」と確かめるように話す子どもたちです。

    そうそう、よく知っていますね。お父さんやお母さん、ご家族の方とお散歩しながら教えてもらったのでしょうね。歩きながら見て、聞いて、知ることは、たくさんあります。彼岸花は、毒性があるのは確かであり、摘んで遊ぶには適していませんが、なぜこんなにあぜ道や墓地の近くに植えられているのか・・・。

    それは、小動物から畑の作物や墓地に埋葬されている方を守るために植えられたそうです。お彼岸を迎え、お墓参りに行かれたご家庭も多いのではないでしょうか。そんな時に、道端の草花の小話を一つ。子どもたちに伝えることも、私たち大人のできることの一つなのでは・・・と感じるこのごろです。


    コメント一覧

    返信2020年10月8日 6:09 PM

    仲良し24/

    彼岸花については諸説ありますが、家畜での中毒例はこれまで報告がありませんし、有毒植物ともされていません。田んぼや墓地に多いのは救荒食物として植えられたからで、かつては飢饉の際に鱗茎を水に晒し、有害なアルカロイドを除いて澱粉を食用にしました。彼岸花はその色の毒々しさから大変におそれられますが・・・ジャガイモの方が毒性が強い事も憶えておきましょう。

    コメントを残す

    error: Content is protected !!